ichisansview’s blog

EVついての考えを記述します

xEVで行こう#27

LCAに気候差に合わせた空調を

 最近BEVとICEを比較するのに、作る過程を述べてトータルで比較することがある。ならいっそ空調に特化したLCAライフサイクルアセスメントを作り地域の季節の要素を入れたらどうだろ。たとえばLCA東京なら春夏秋冬、LCAバンコクなら夏夏夏夏、LCAロンドンならは春春春春、LCAニューヨークなら冬夏冬冬とか、WLTCは世界中の排ガスモードを統一しようとした動きで、初めはできないと思った。でも共通の3〜4モードを測定して各国の走行パターンにあわせていらないところを捨てて比率であわせる。これならできる。結果的には燃費値のWLTCはJC08より悪くなったけど、個人差のある実燃費に近づいた。空調もそうしたらいい。春・夏・秋・冬など4〜6モードを共通にしモデル化して各都市は平均気温が合うようにその比率にする。モデル化すれば暖房・冷房などの空調を考慮した比較ができるようになる。ちなみに空調が関係ない排ガス規制のTtWタンクtoホイールならBEVはco2排出ゼロである。TtWでも空調の消費エネルギー量ならBEVとICEの比較はどうなるか。ICEは排熱で暖房できるのでコジェネともいえる。

 xEVとはxにBとかFCとかPHとかHを入れる。  車への電気エネルギーの移動は今まで述べられていない。電気は車に貯めとく(B.PH.H)かその場で作る(FC.PH.H)か。PHとHは貯めるエネルギーは少ない。100%走行エネルギーと空調エネルギーを貯めとくBバッテリーは、気温に影響される・ 重い・高い・航続距離が少ない・充電に時間がかかり急速充電の場合はインフラにかかわるとか、いろいろな特性があるのが世界各地でわかってきた。適材適所なら生活様式が合う人にはBEVは重要な選択肢となる。

つづく